ノルウェイの森

昨日の話になるが。
観ようかどうか散々迷ってた「ノルウェイの森」、結局観ることにした。
観ようと思った理由は、
前に観に行った「死刑台のエレベーター」上映前の予告で流れ、
ちょこっととは言え映像を観てしまった。
そうでなくても、テレビでバンバン番宣をしている。
1シーンだけれど、僕がイメージしていた景色に近いシーンがあった。
などだが、結局のところ小説と同じようにはいかないと思っていたので、
小説版とは全く別の「映画版ノルウェイの森」として観ようと心に決めていた。
観るかどうか迷っている間にも、着々と買い集められていたノルウェイの森関連商品。

ネタバレ(原作がある作品でネタバレって言うのか?)は極力避けようと思いますが、
映画の情報を少しでも入れたくないと言う方は以下読まないことをお勧めします。
内容は
やはりな
という感想。
2時間であの作品の細部まで語るのは不可能。
小説を読んだ人が「小説を完全映画化!」と思って映画を観ると、
色々な細かいエピソードが省略されていてガッカリする。
かと言って、小説を読んだ事ない人が観ると、話の展開についていけないと思う。
ちょっと話が飛ぶ感覚がある。
と、ネガティブな感想を書いた上で、全体としては悪くは無かった。
上にも書いたように僕は小説とは別の作品として観ようと思っていたし、そこはそうしてよかったのだと思う。
小説を何度も読んでいく中で出来上がっていた景色やイメージも、結局映像化されたものとは違っていたけれど、それが正解じゃないと思う事にした。
上書き保存じゃなくて別名保存するような感じかな。そんな解釈もある、と。
映像はすごく綺麗。映像美だけで映画が楽しめるって人にはおすすめ。
ファッションやインテリアも当時の流行を再現しているのだと思う。(まだ生まれてないから...)
でも、ワタナベの住んでいる学生寮や緑の家などはもっとフツーの殺風景なところを想像していたのでそこは抱いていたイメージと大きく違っていた。
監督が原作大好きで、原作をすごく大切にしているのはなんとなく伝わってきた。
ワタナベ(松ケン)の言い回しなんかは原作に忠実。やっぱ「僕」はあの口調じゃないと。
正直、もう一度観たいかと問われたら2回目はすすんでは観ないかもしれない。
でも、観て後悔をするわけではない。本当に感想が難しい作品だ。
鑑賞後購入したパンフレット。レコード盤的な。

映画を観て、改めて小説を読みたくなった。
つい最近手に入れた英語版にチャレンジすることにする。

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